ラベルプリンタで使用できるソフト

ラベル発行ソフト

ラベルプリンタにはプリンター単体でラベルが発行できる「単体発行型ラベルプリンタ」と、
パソコンを使ってラベルを発行する「パソコン発行型ラベルプリンタ」が存在します。

ここでは、「パソコン発行型ラベルプリンタ」で使用できるソフトについての解説をします。

パソコン発行型ラベルプリンタとは

最初に記載した通り、ラベルプリンタには単体で発行可能なプリンタと、
パソコンでデータの作成から発行指示を行うプリンタがあります。

厳密には、単体発行型ラベルプリンタもパソコン上で初期データの作成など、なにかしらの
作業を行う場合がありますが、そちらは今後、別のページで詳しく解説いたします。

パソコン発行型プリンタの多くは、インクジェットプリンタやレーザープリンタと同様に、
プリンタードライバーで動作します。

ラベルの発行は、まず専用のプリンタードライバーをインストール後、
ラベル作成が可能なソフトを使いデータを作成して印刷を行う、という流れが
一般的なパソコン発行型ラベルプリンタの発行手順です。

この発行手順の、[ラベル作成(発行)が可能なソフト]について詳しく深堀りしていきます。

ラベル作成(発行)が可能なソフト

パソコン発行型ラベルプリンター単体ではラベルレイアウトの作成や、商品の登録は
行なえません。ラベルを発行するために、まずは印字するデータを作成する必要があります。

メーカーにより、ラベルプリンター購入時に専用ソフトがついてくるものもありますが、
エクセルやワードなどの身近なソフト、フォトショップやイラストレーターなどの
デザインソフトでもラベルの発行が行えます。

Microsoft Office (オフィス)
EXCEL (エクセル)
WORD (ワード)
ACCESS (アクセス)
PowerPoint (パワーポイント)
adobe(アドビ)
Photoshop(フォトショップ)
Illustrator(イラストレーター)
InDesign(インデザイン)
Acrobat(アクロバット)
その他ソフト
JustSystems ラベルマイティプレミアム
東芝テック プリントシステムⅢ Lite
↑ラベル.e-STOREが開発した食品表示向けのラベル発行ソフト。 食品表示に必要な機能が搭載されており、簡単にラベル発行やデータ登録、編集が可能です。
↑ラベル.e-STOREが開発したマルチベンダー版のラベル発行ソフト。 アパレル・製造・物流・銘板など様々な用途でご使用いただけます。

それぞれのソフトの特性

上記で紹介したように、いろいろなソフトを使ってラベルが発行できます。
ただ、ソフトによっては向き不向きもあります。

例えばデザイン系ソフトを使う場合はバーコードを簡単に入力できない、データベースの
機能が無い、オフィス系ソフトの場合はサイズ調整が難しい、画像の処理ができないなど、
ラベルプリンターの使用用途次第と使用するソフトを、導入前に考える必要があります。

※ラベルプリンターによっては、メーカーが用意をした発行ソフトしか使えないものもあります

Microsoft Office エクセル

セル内の文字サイズなどを細かく設定することで簡単なラベルの発行が可能。印字のズレや
文字被りなどの細やかな制御が必要なので、入力項目の多いラベルの発行には不向きな傾向。

持っている方も多い一般的なソフトなのが強み

Microsoft Office ワード

テキストボックスなどを利用し文章を自由に配置でき、罫線入りラベルも作ることができます。
ただし、消費・賞味期限などの設定が難しいことや、各商品毎にデータの準備が必要。

持っている方も多い一般的なソフトなのが強み

Microsoft Office アクセス

データベース機能を持っているので、一つのテンプレートでたくさんの商品を登録することが
最大の特徴。ただし、アクセスを使用し、自由なラベルテンプレート、データベースを
構築するためのプログラミングの知識が必要。

Microsoft Office パワーポイント

罫線や図形、文字など、比較的自由に構成ができます。バーコードの設置には事前の準備が必要。
データベースの機能はないので、各商品毎にデータの準備が必要。

Adobe フォトショップ/イラストレーター

図形の編集や文字の記載・配置など、フォトショップやイラストレーターだけで
すべてを完結できることが最大の強み。
ただ、有料のソフトであることと、データベース機能などは無いので、お店ロゴなどの
デザインラベルの作成や、比較的少ない商品の発行などに向いています。

Adobe インデザイン

冊子やパンフレット、カタログなどの印刷物の作成に特化したソフトなので、
少ない種類のラベルの作成に比較的向いているソフトです。
ただ、こちらも有料ソフトであること、所持率の低い専門的なソフトであることなど、
最初の敷居が少し高めです。

Adobe アクロバット(PDF)

フォトショップやイラストレーターを所持していなくても、PDFファイルでラベルのデータを
印字が可能です。ただ、あくまでも印刷ができる、ということですので、PDFファイルの元となる
データの作成は必要です。

JustSystems ラベルマイティプレミアム

ラベルの作成に特化したソフト。食品ラベルを始め、いろいろなラベルが作成可能です。
バーコードも数字を入力するだけで印刷可能で、ラベルレイアウトの作成も比較的簡単です。

ただ、データベース機能がないので、品番等で呼び出すことは出来ません。
また、日付(カレンダー)の印字は出来ますが、消費・賞味の文字切り替えは出来ません。
この部分をクリアできれば、おすすめのソフトとなります。

東芝テック(株) プリントシステムⅢ Lite

東芝テック(株)が用意をしている、ラベル印字専用ソフト。東芝テック製ラベルプリンタ購入時に
無償で付いてきます。
専用ソフトですので、バーコードの配置や消費・賞味期限の設定なども可能です。
ただ、こちらのソフトもデータベースの機能はないので、各商品毎にデータを作る必要が
あります。

ラベル.e-STOREオリジナル ラベル発行システム

ラベル.e-STOREが開発した様々な業種に対応したラベル発行ソフト。
食品表示向けのラベル発行システムでは、食品表示法に対応したラベルフォーマットのプリインストール、NONPLUバーコード対応、品名検索発行など、他社ではない機能が搭載されています。

食品表示以外ではアパレル、製造業、物流、銘板用等の様々な業種に対応したマルチベンダー版ラベル発行システムも販売しております。
簡単にラベル発行できる3つの検索機能、多彩な印字項目に対応したデータベース機能がございます。

まとめ

パソコン発行型ラベルプリンタは様々なソフトで印刷することができますが、ソフトによって
向き不向きがあります。
ソフトの特性を捉えて、自分がどんなラベルを印刷したいのか、どう運用したいのかを
導入前に検討することが重要です。

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