ラベルプリンタとは

ラベルプリンター

インクジェットプリンターやレーザープリンターと違い、あまり聞き馴染みのないプリンターに「ラベルプリンター」と呼ばれるものがあります。

読んで字のごとく、ラベルに色々な情報を印刷するためのプリンターなのですが、どういう場所で使うの?という疑問にお答えします。

  1. ラベルプリンターとは
  2. ラベルプリンタのメリット
  3. ラベルプリンタの利用シーン
    1. ■食品ラベル例
    2. ■産直用ラベル例
    3. ■製造用ラベル例
    4. ■物流用ラベル例
    5. ■アパレル用ラベル例
    6. ■医療用ラベル例
    7. ■銘板用ラベル例
  4. ラベルプリンタの種類
    1. パソコン発行型(オンライン型)ラベルプリンタ
    2. 単体発行型ラベルプリンタ
    3. 計量器付きラベルプリンタ
  5. 印刷方式
  6. マルチベンダー版ラベル発行システムをバージョンアップ!                         ~より便利な機能を搭載しました~
  7. 食品表示向けラベル発行システムをバージョンアップ!                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               ~より便利な機能を搭載しました~
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ラベルプリンターとは

粘着性のあるプレカットラベルや、レシートなどのロール紙を本体に装着し、必要に応じて発行できる機器になります。

※ラベルロール以外にも、折りたたみ式ラベルや、タグ紙などが使用できるラベルプリンターもあります

印刷業者に外注して印刷したラベルとの違いについて説明します。
印刷項目の中で、常に変わるものとして、日付、値段、バーコード、管理コード等、業種によっても様々なものがあります。
この場合、ラベルを外注すると大きなコストと廃棄ロスのリスクが発生します。
この問題を解決する方法としてラベルプリンター導入をお勧めします。

無地、あるいは一部プレ印刷のラベルを用いて、ラベルプリンターにて様々な情報を印字(印刷)します。
導入メリットとして必要な時に必要な枚数のラベルを発行することができるため、ラベル等の大量の在庫を持つ必要もなく、ラベル自体のコストも大きく削減できます。

▲無地ラベル
事前印刷ラベル(ロゴ部分事前印刷)

ラベルプリンタのメリット

インクジェットプリンターやレーザープリンターで使用できるシート状のシールで値札ラベルを印刷し、消費期限をペンで手書きしている方もいますが、A4シート1枚あたりのシール枚数が決まっているので、少数印刷したいときなどに無駄ができたり、調整が難しかったり、また手書きする手間もかかります。

また、ラベル作成代行業者にラベルの作成を依頼する場合は、急な記載内容の変更ができない、リアルタイムな印字ができない、高額 などの問題もあります。

ラベルプリンターを導入した場合、必要な時に必要な枚数分だけを印刷することができるので、在庫のリスクを極力抑えることができます。また、その場でスピーディに発行できるため、業務効率が上がります。

▲東芝テック小型ラベルプリンタKP-30

▲新盛インダストリーズ 小型ラベルプリンタ  HALLO neo7

ラベルプリンタの利用シーン

食品、産直、製造、物流、アパレル、医療など、様々な業種で利用されています。

■食品ラベル例

主にスーパーマーケット、コンビニエンスストアー、食品製造業で使用します。
商品の消費期限が比較的短いため感熱(サーマル)ラベルを使用するケースがほとんどとなります。
まれに賞味期限が1か月以上の商品に関しては熱転写用ラベルを使用する場合もあります。

サーマルラベル・感熱紙を使用し、紙に直接、熱をかけて黒く発色させるラベルです。
 感熱紙を使用しているため、1か月位を目安に印字が薄くなったり表面が黄ばんだりします。

熱転写用ラベル・普通紙等を使用し、インクリボンを転写して印字するラベルです。
 コスト的にはインクリボンを使用する分、少し高くなりますが長期保存が可能となります。

適合するラベルプリンターについて

ラベルプリンターH-6000ライナレス
 (スーパーマーケットのバックヤードで使用)

ラベルプリンターHALLO Neo7
 (コンビニの店内製造の商品に貼り付け)

ラベルプリンターKP70
 (食品製造業で使用)

食品表示向けラベル発行システム(パソコン発行型)
 (当社開発のオリジナルソフトで食品表示ラベルをPCより簡単に発行できます)

東芝テック計量ラベルプリンタ
H-6000
盛インダストリーズ小型プリンタ
HALLO neo7
東芝テック定額プリンタ
KP70

■産直用ラベル例

農産物直売所では販売手数料計算のため、生産者毎の売上実績が必要となります。更に細分化し、生産者の単品売上実績をとっている所もあります。それはすべてバーコードで管理されます。
また品名、原材料名、価格、消費期限、等々印字する項目が多く、ラベルプリンターの活用が必須となります。
ラベルプリンターを直売所が設置し、生産者がラベル発行し、1枚1~2円程度で購入致します。それを直売所で商品に貼り付けたり、自宅に持ち帰ったりします。
また出荷数の多い生産者では自身でラベルプリンターを導入しラベルを貼った状態で出荷するケースも比較的多くあります。

適合するラベルプリンターについて

直売所に設置し、生産者が共有して使用するタイプとして

ラベルプリンターKP70(単体発行型)

ラベルプリンターBA410、BA420(パソコン連動型)
 産直システムと連動して生産者マスター、商品マスターをリンクします。

食品表示向けラベル発行システム(パソコン発行型)
 (当社開発のオリジナルソフトで食品表示ラベルをPCより簡単に発行できます)

生産者が、自身で導入するタイプとして

ラベルプリンターKP30(単体発行型)

ラベルプリンターHALLO Neo7(単体発行型)

東芝テック
ラベルプリンタKP70
東芝テック
ラベルプリンタBA420
東芝テック
ラベルプリンタKP30
新盛インダストリーズHALLO neo7

■製造用ラベル例

精密機器、工作機械部品などの生産管理、固定資産管理、棚卸等に使用されるラベルになります。

機器構成としてラベルプリンタ、生産管理システム等がインストールされたサーバー機、
ラベル発行用パソコン、スマートフォン、タブレット、ハンドスキャナー等がございます。
*運用により構成は様々です。

品名、製造番号、日付、バーコード、数量、QRコード等を印刷し、対象物に貼付けします。
製造現場では貼付けした管理ラベルのバーコード、QRコードを
スマートフォン、タブレット、ハンディスキャナよりスキャニングすることにより、
目視では手間がかかる作業を最小限に抑えられる事ができます。
長期的に貼付けするものが多い為、インクリボンを使用する「熱転写ラベル」で
運用するケースが多いです。
生産管理システム、在庫管理システムと連動する事が多く
LANネットワークで接続された複数台のラベルプリンターで運用されるケースもございます。

適合するラベルプリンターについて
ラベルプリンターB-EV4シリーズ(パソコン発行型)
 (1日当たりのラベル発行枚数が500枚以下の場合におすすめ)

ラベルプリンターBA410、BA420(パソコン発行型)
 (B-EV4の上位グレード機種。ラベルの発行枚数が多い場合におすすめ)

ラベルプリンターB-FP2D(モバイル用)
 (スマホやタブレットと接続する事ができる、携帯型の小型ラベルプリンタです)

東芝テックラベルプリンタ
B-EV4シリーズ
東芝テックラベルプリンタ
BA400シリーズ
東芝テックモバイルプリンタ
B-FP2D

■物流用ラベル例

商品を配送する際の送り状シールや、物流センターでの荷物仕分けに
使用されるPDラベルになります。

*PDラベルとは
荷物を仕分ける際の識別を行うために箱やコンテナに貼り付けるラベル用紙のことです

近年ではネット通販等の普及により、倉庫から大量の商品を出荷する際の
業務効率の向上が必要とされています。
以前は宛先を手書きで箱へ記載したり、手書きの送り状や伝票を箱に貼っていました。

現在は箱やコンテナなどにラベルを貼りバーコード管理され、目視ではなくスキャンされることで行き先が振り分けられるため、誤発送が少なくなりました。
バーコードやQRコードが印刷された物流ラベルをスキャンするだけで何処宛の荷物なのか瞬時にシステムにより判断できます。

PDラベルは物流向けの規格があり、サイズが大きいものが多いことから
ロールではなく折り畳み式のものが一般的です(下記参考)
貼りつけ期間が短い為、ほとんどが感熱紙(サーマル紙)になります。
標準PDラベル(物流ラベル) 商品一覧

折り畳み式をラベルプリンタで印刷する場合、機械本体の背面に外置きした状態で運用します。
物流管理システムより印刷するため、パソコンから印刷するタイプが一般的です。

適合するラベルプリンターについて
ラベルプリンターB-EV4シリーズ(パソコン発行型)
 (1日当たりのラベル発行枚数が500枚以下の場合におすすめ)

ラベルプリンターBA410、BA420(パソコン発行型)
 (B-EV4の上位グレード機種。ラベルの発行枚数が多い場合におすすめ)

東芝テックラベルプリンタ
B-EV4シリーズ
東芝テックラベルプリンタ
BV410D
東芝テックラベルプリンタ
BA400シリーズ

■アパレル用ラベル例

服、カバン、靴などの商品タグの下げ札、値札として使用されます。
イメージにあるように品名、品番、カラー、サイズ、生地、価格、バーコード等の「可変項目」を
ラベルプリンタで印刷します。
またアパレルの下げ札では、自社ブランドのロゴ等をカラーで印刷したいユーザー様も多いです。
その場合、別注対応となりますが、カラーの部分のみ事前印刷にて専用ロールを作成します。

ラベルプリンタは主に粘着性のあるラベル(シール)へ印刷しますが、
ラベルではないタグ紙への直接印刷に対応したモデルもあります。
タグに直接印刷しない場合、タグ面にバーコード、値段等が印刷されたラベルを
貼付ける事もあります。

事務所内で印刷する事が多いため、パソコンと接続するタイプのラベルプリンタがメインです。
長期保存の為、タグ紙、ラベルへの印刷はインクリボンを使う熱転写式印刷になります。

適合するラベルプリンターについて
ラベルプリンターB-EV4シリーズ(パソコン発行型)
 (1日当たりのラベル発行枚数が500枚以下の場合におすすめ)

ラベルプリンターBA410、BA420(パソコン発行型)
 (B-EV4の上位グレード機種。ラベルの発行枚数が多い場合におすすめ)

東芝テックラベルプリンタ
B-EV4シリーズ
東芝テックラベルプリンタ
BA400シリーズ

■医療用ラベル例

カルテ、お薬手帳、採血管、医材管理などで使用されるラベルになります。
電子カルテシステム、検査業務システムなど、患者様や医療器などの情報が登録された
サーバー機とラベルプリンターを接続します。

医療用ラベルプリンタは業界の中では、某メーカーがほとんどシェアを占めています。
このメーカーの純正サプライ品は、様々なメーカーがある中でコストは比較的割高です。
現在、医療用としてラベルプリンタを使用されている業者様は他メーカーも
一度検討されてみるのがよいかもしれません。

ランニングコスト比較表

適合するラベルプリンターについて
ラベルプリンターB-EV4シリーズ(パソコン発行型)
(某メーカーで普及している医療用ラベルプリンタと同等以上)

東芝テックラベルプリンタ
B-EV4シリーズ
東芝テックラベルプリンタ
BV410D

■銘板用ラベル例

精密機械・部品等に貼る銘板・ロット管理用のラベルになります。
数年単位など、長期的に貼付けする事が多いため、耐久性に優れた銀PET、
白PET等のフィルム系の素材を使用します。

印刷業者へ全て印刷を依頼することが多い業種ですが、
ラベルプリンタを導入することで型式、製造者、ロット番号などを
必要に応じて自社で印刷する事ができますのでメリットが多いです。
*医療関連の機器は印字品質、シールの耐久性、粘着性が大変シビアな為、
 通販ではなく業者へ直接依頼される事をおすすめします。

長期保存向けシールの為、インクリボンを使用した熱転写式印刷で対応します。

適合するラベルプリンターについて
ラベルプリンターBA420T-TS12-S(パソコン発行型)
 (*プラスチックボディ 事務所内で印刷する場合におすすめ)

ラベルプリンターBA410T-TS12S-S(パソコン発行型)
 (*メタルボディで高耐久性 倉庫や工場内で使用する場合におすすめ)

東芝テックラベルプリンタ
BA410T
東芝テックラベルプリンタ
BA420T

ラベルプリンタの種類

ラベルプリンタには、パソコンと接続する「パソコン発行型タイプ」や、
パソコンと接続しなくても機械本体からラベルが発行できる「単体発行型タイプ」、
その他、計量はかり付きのラベルプリンターなどがあります。

パソコン発行型(オンライン型)ラベルプリンタ

【パソコン発行型ラベルプリンター】
パソコンとラベルプリンタをUSBケーブルなどで接続し、ラベルを印刷するタイプ

単体発行型ラベルプリンタ

【単体発行型ラベルプリンター】
パソコンと繋がなくても、ラベルプリンター単体で商品の登録やラベル発行が行えるタイプ

計量器付きラベルプリンタ

【計量器付きラベルプリンター】
計量器付きプリンターは主にスーパーマーケットのバックヤード、対面式は店頭対面販売で使用

印刷方式

ラベルプリンターの印刷方式には感熱紙に直接熱を与えて印刷する「感熱式(サーマル式)」と、機械内にインクリボンを装着し、普通紙、上質紙、ミラーコート紙など様々な紙にインクを転写して印刷をする「熱転写式」があります。

▲熱を当てて変色した感熱(サーマル)ラベル

感熱ラベルとは

基材となる紙やフィルムなどの素材に、熱を加えると発色するサーマル液を塗布したラベルのことを指します。

ラベルプリンターのサーマルヘッドからの熱で感熱層が化学反応し発色します。

ラベルの他、レシートやFAX用紙などにも使用されています。

それぞれの種類の中で印刷スピードが優れたもの、大容量のロールラベル(インクリボン)が装着できるもの、ボディの耐久性が高いものなど、用途に応じたモデルを選ぶことがベストです。

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